失ったから何かができそうだ!

ピザ屋ではバイトの大学生と仕事をすることがあります。昨日も20歳と思われる男の子と一緒でした。店では仕事以外の話は滅多にしませんが、昨日はお互い手作業だったので、少しだけしました。「君、将来何するの?」「いやー、まだ決まっていません」

私が20歳の時は大阪でサラリーマンをしていました。建材店の跡継ぎをするための、修業みたいなものでした。大阪は3年ほどで、以後は家に帰り建材の仕事をしましたが、その間ずっと店を中心とした考え方でした。○を書けば、その真ん中に店があったのです。どうしたら売上が上がるのか、店が発展するのか、そんなことばかり考えていたのです。もし、今も店があったら、おそらくそうだと思います。

店が無くなった今は、そうした”しばり”みたいなものは全く無くなりました。そして、とても自由で解放感があります。失ったからこそ、新たなものを得ることができるように思います。失ったからこそ、何かできそうな気がする今日この頃です。